自称行動する保守の人物相関図
- 自称行動する保守の人物相関図
(リンク先でより詳細な人物紹介が確認できます)
注
*赤字 逮捕経験あり
*青字 家宅捜索等の経験あり
*青線 緊密な関係又は友好な関係
*赤線 対立関係又は友好でない関係
*黄線 師弟関係又は影響関係
安田浩一『ネットと愛国』関する書評又は言及のある記事についてのリスト(発表順)
- 中島岳志「過激さの背後にある承認欲求」『朝日新聞』2012.5.13
- 久田将義「既存マスコミとネットの対立が生んだ愛国心」『WEBRONZA』2012.5.18
- 西岡研介「『ネットと愛国』が描き出す『ナショナルな気分』」『WEBRONZA』2012.5.18
- 高橋源一郎「漂流する悪意」『朝日新聞』2012.5.31
- 週刊文春編集部「著者は語る」『週刊文春』2012.6.14号
- 浅羽通明「黙殺された運動の招待」『産経新聞』2012.6.24
- 栗原俊雄「ノンフィクション時評」『毎日新聞社』2012.6.25夕刊
- 「書評」『週刊東洋経済』2012.6.26号
- 開沼博『新潮45』2012.7月号
- 鈴木邦男「BOOK」『AERA』2012.7.2号
- 鴻上尚史「ドンキホーテのピアス」『週間SPA!』2012.7.17、7.24、8.7号、
- 「本よみうり堂・記者が選ぶ」『読売新聞』2012.7.18
- 氏家法雄「憎悪に満ちた集団の闇をえぐる」『第三文明』2012.8月号
- 「インタビュー 安田浩一」『新潮45』2012.8月号
- 山口智美「書評」『Migrants Network』2012.7-8月号
- 小林よしのり「ゴーマニズム宣言」『SAPIO』2012.8.22・29号
- 板垣竜太「レイシズムと闘うということ」『インパクション』186号
2012年9月4日追記。
自称行動する保守の人物相関図
- 自称行動する保守の人物相関図
(リンク先でより詳細な人物紹介が確認できます)
注
*赤字 逮捕経験あり
*青字 家宅捜索等の経験あり
*青線 緊密な関係又は友好な関係
*赤線 対立関係又は友好でない関係
*黄線 師弟関係又は影響関係
在特と茶会党の分析軸
「ティー・パーティ運動とは何か。ある識者はこの運動をリバタリアンによる運動だといい、また別のある識者は、共和党保守の運動だと述べている。反エスタブリッシュメントの運動であるとか、ポピュリズム運動だという指摘もある。果たしてどれが正しく、どれが間違っているのだろうか。おそらく、どれもがティー・パーティ運動の一部分を説明している点で正しく、他方で、全てを説明できない点で、どれも不十分だろう。」
安田:(中略)僕がこうした主張を繰り返す在特会を取材して感じるのは、会員間に共通する独特の匂いとでも言いますか。もちろん個々はそれぞれ違う。決め付けるようなことは言いたくないんですけれども、おおよそふんわりと流れてくる匂いというのが当然あるわけです。その一つが、被害者意識。
藤井:被害者意識?
安田:そうです。これ、メディアはね、どうしても彼らの加害者性というものに着目しがちですが、彼ら自身は自らをけっして加害者の立場には置かない。自分たちが被害者だということを一生懸命に訴求しているわけです。
藤井:なるほど。その「被害者性」についてはとても意外な見方ですけども、これについてはまた後で議論しましょう。二点目はなんですか?
安田:反エリート主義です。三番目は実際ちょっと重なるんですが、いわば反権威主義というのかな。
611反原発集会に参加してきた
- デモには間に合わなかったので途中から集会のみ。地下道から地上に出るとまず耳に入って来たのは在特系のカトテツのコール。駅前広場は人であふれているため、広場の端、在特系の街宣も耳に入る位置で集会に参加。
- 集会については、本当に様々な属性の人がおり、参加者も多かった。デモに参加した友人の話では、動員も当然あるが、多くは一般人という印象をもったそうである(動員は名簿チェックなどしているのですぐわかる)。コスプレとかお手製のプラカードなどを持っている人の多くは「一般人」であろう。
- 集会の方は、壇上(街宣車)付近では盛り上がっているが、自分のいた端の方は、そもそも何を喋っているのかよく分からないことも多く拍手もまばらというところ。アルタ前を待ち合わせ場所にしていたので仕方なくその場にいるという雰囲気の人もそれなりに。
- 在特系(正確には「日本侵略を許さない国民の会」)は勢いがない。昨年7月のカウンター街宣http://togetter.com/li/37684との比較でいっても存在感が全くない。参加者からしても、「あれは誰?」といったぐらいであまり気にはとめていない。
- 桜井誠が参加していないなど勢いがなかった理由は様々に考えられるが、そもそも拡声器の音量をしぼっていた(絞らされていた)ように思う。一団の周囲もがっちりと警官で取り囲まれており、完全に檻の中である。そして一体感がなくばらばらの印象。
- 在特会千葉支部桜井と西村斉が仲が良さそうに、しかし、後ろの方で声を上げることもなく眺めている様子が垣間見られた。街宣にいきおいがないのも当然であろう。まあ、街宣に与えられた場所が良くなかったというのもあるかもしれない。
- 駅前広場にあふれんばかりの参加者を見て、在特系の参加者は何を思ったのか。自分達がまわりからどのように見られているか、客観的に評価できたのか。後ろで大学生らしきグループがくすくす笑っているのわかっていただろうか。まあ無理だよねと考えながら、串揚げでウマーして帰宅。
主権会主催の原発シンポジウムに行ってきた
- 以下は、2011年6月10日に行われた主権回復を目指す会主催のシンポに参加した当日の感想。http://nipponism.net/wordpress/?p=2156
- 建物入口の目つきの悪いスーツの二人組(公安乙)など横目で見つつ会場入り。受付はメガ姐。物販のまきやすともは暇そう。村田春樹、カトテツ、刺青などおなじみのメンバーばかり。在特会系は八木以外にいない様子。
- 講演中はまじめに(必死と言うべきか)メモをとる参加者多数。ちなみに、登壇者もメモをとるなどしているが、瀬戸サンだけ上の空。そういうスタイルかとも考えたが、コアな支持者が「ちょww瀬戸さん」のような会話をしていたので何か思うところがあったのだろう。
- 内容についてはいずれ動画もあがるであろうから省略するが、やはり野村旗守を連れてきて、それが実質的に在特会の八木へのカウンターになっていることの意義は大きかったはず。野村の「反原発デモの主流は一般人」という趣旨の発言に苦しい答えしかできなかった八木の姿はやはり印象的であった。
- コアな支持者であっても「大きな声じゃ言えないが、結局推進派の人って核持ちたいだけでしょ」などの会話も耳にするなど、今回の原発の問題は、やはり行動界隈の人間関係においても様々な亀裂をもたらしていることを再確認した。
- それは、在特会八木の講演前後の行動にも多少現れていたように思う。参加者がそれぞれ歓談する中で、八木は手持ち無沙汰そうに周囲を見渡している場面が多かった。議論の方向性からして居心地の悪さを感じていたのかもしれない。
- 以上、西村修平の新調っぽいサマースーツと、瀬戸サンの半端ない上の空っぷりを間近で観察した初夏の夜。
※以上は2011年6月10日のtwitterより転記したもの
在特会等の参考文献
■在特会等裁判関連
○康仙華「在日朝鮮人への差別感情をむき出しにした朝鮮学校嫌がらせ事件」『人権と生活』№31(在日本朝鮮人人権協会、2010年)
■在特会等に言及のある記事
○豊福誠二、永井美由紀、山根美紀、冨山一郎、鵜飼哲、「座談会◎外国人差別制度・『在特会』・ファシズム」『インパクション』174(インパクト出版会)
○黒い彗星Che★Gewalt「浮遊するシニシズム ─ インターネットにおける排外主義とカウンターの可能性」174(インパクト出版会)
○「在特会&ネトウヨのお宅訪問」『週刊SPA!』2010年9月21・28日合併号(扶桑社)
○安田浩一「『在特会』の正体」『g2』vol.6(講談社)
○同上「ネット右翼に対する宣戦布告」『g2』vol.7(講談社)
○同上「ネチズム(ネットファシズム)は拡散する」『g2』vol.10(講談社)
○同上「台頭する『ネット右翼』」『週刊東洋経済』2010年12月25日-1月1日合併号(東洋経済新報社)
○同上「『在特会』ロート製薬強要逮捕事件の背後事情」『創』2012年7月号
○同上『ネットと愛国』(講談社)
○森達也「極私的メディア論」『創』2012年7月号
○「在特会」『在日コリアン辞典』(国際高麗学会日本支部「在日コリアン辞典」編纂委員会編、明石書店)
○田辺俊介編『外国人へのまなざしと政治意識』(勁草書房)
○樋口直人「在特会の論理」(1)〜(10)徳島大学総合科学部 『社会科学研究』
■その他
○山本賢蔵『右傾化に魅せられた人々』(河出書房新社、2003年)
○小熊英二「『左』を忌避するポピュリズム (特集 新「国粋主義」の土壌)」『世界』656(岩波書店)
○濱野智史「世界中に『ネトウヨ』がウヨウヨ」『新潮45』2011年11月号
※2010年12月21日、2011年2月26日、4月15日、11月21日。2012年6月28日追記。